文献の紹介と考察 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    呼吸困難
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                伊津 フサ子
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                植山 むね子
                                            
                                            2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                鈴木 久子
                                            
                                            3
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                  1日本赤十字社医療センター内科病棟
                
                
                  2順天堂医院消化器内科病棟
                
                
                  3順天堂医院小児科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1074-1078
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1974年11月1日
                  Published Date 1974/11/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917120
                
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少しの苦労も感じない呼吸が,空気を求めて努力しなければならなくなると,それは非常に苦しいことになる,空気のために死に物狂いになることは想像もできない.それは命にかかわることであり,観察が難しい.
呼吸困難という術語は,息切れや異常呼吸と置き換えて使われる.過呼吸,呼吸促迫,そして呼吸困難は混乱する.Comroeによると,呼吸困難は息苦しさの主観的感覚である.呼吸困難は個人によって違う.呼吸困難はゆっくり,ぜいぜいし,浅く,深くあるいは不規則な呼吸である.それは患者個人の感覚で,不快な呼吸である.患者だけが知っているし,感じ,苦しさを言葉あるいは言葉でなくとも言える.

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