文献の紹介と考察
ふれることは話すことである
伊津 フサ子
1
,
植山 むね子
2
,
鈴木 久子
3
1日本赤十字社医療センター内科病棟
2順天堂医院消化器内科病棟
3順天堂医院小児科
pp.966-969
発行日 1974年9月1日
Published Date 1974/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917097
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
‘しかし光は,おおいのある頭に,閉ざされた心に当たらない’陽をうけて座っている老婦入に関するこの文章は,慢性脳障害症候群があると診断されている6人の老人とグループワークを始めた日の私の気持ちを表している.
私は男3人,女3人の計6人と共に働くことを望んだ.彼らは軽い精神障害があり鍵のある病棟にいた.最年少は64歳,最年長は86歳,平均年齢78歳の人たちだった.グループはまとまったが,私はメンバーの1人が移動したり,死亡のときその都度1名加えることを計画した.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.