ベッドサイドの看護
重度脳性麻痺児(不随意運動型)のADL自立への援助
井草 朋子
1
,
田代 芳子
1
,
笹川 幸子
1
,
大沢 恵子
1
,
白田 すみ子
1
,
昇野 玲子
1
,
太田 幸子
1
1神奈川県立ゆうかり園
pp.735-739
発行日 1974年7月1日
Published Date 1974/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917049
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
私たちは,肢体不自由児の代表的な疾患ともいわれる脳性麻痺児(以下CP児と略)の看護に携わっていますが,その脳性麻痺の中でも,大脳の基底核に障害を持つ不随意運動型(アテトーゼ)は,障害の様態により,治療(訓練)の過程が,各人各様の形をとり,病棟でのADL(日常生活動作)指導においても,個々の把握をどうすればより実際的に,そして効果的になされるのかということを,検討課題としました.
そこで,1事例のADL—移動と着脱—自立の経過を表でまとめながら,考えてみたいと思います.なお,病棟での具体的なかかわりは計画的でなかったため,表の‘現状’の項に入れました.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.