Japanese
English
特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
E.神経筋疾患
不随意運動
Involuntary movements
青天目 信
1
Shin Nabatame
1
1大阪大学大学院医学系研究科小児科学
キーワード:
不随意運動
,
ジストニア
,
筋緊張亢進
,
併存
Keyword:
不随意運動
,
ジストニア
,
筋緊張亢進
,
併存
pp.531-538
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001286
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1 疾患概念1)
われわれが支障なく運動するためには,中枢・末梢神経,筋からなる運動系が十分な力と速さをもって協調して働く必要がある。この構成要素として,運動野から脊髄にいたる錐体路,錐体路の信号を修飾・調整して精密な運動指令を可能にする大脳基底核と小脳,末梢神経と筋といった末梢効果器に加え,体性感覚路が重要である。不随意運動は,こうした要素のなかで主に大脳基底核の障害により生じる運動異常を指す。
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