研究と報告
脳神経外科におけるNLAの看護の問題点
宇野 良美
1
,
松木 マツノ
2
,
関 尋子
1
1静岡労災病院脳神経外科病棟
2静岡労災病院脳神経外科病棟手術室
pp.450-455
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916993
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Ⅰ.はじめに
近年,麻酔界に神経遮断剤と,強力な鎮痛剤を併用する新しい麻酔法であるNLAが普及してきている.私たちの脳神経外科においても,昭和47年3月より開頭術,神経放射線学的検査,日常臨床にNLAの使用がなされてきた.NLAの我が国における歴史は浅く,看護における問題点を指摘した報告は,私たちの知る限り見いだせない.そこで,過去1年半にNLAを施した約700例の経験から,看護の問題点について報告したいと思う.
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