カンファレンス・9 九州大学医学部付属病院脳神経外科病棟
患者の安静をめぐって
伊藤 洋子
pp.1148-1151
発行日 1973年9月1日
Published Date 1973/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916752
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私たちの病棟では,毎日20分程度の患者カンファレンスと,週1回1時間の病棟カンファレンスをもっている.そのおもなテーマは,患者個々の問題点と解決策の検討,脳神経外科学,事例研究,抄読会などさまざまであり,企画・司会はすべての看護婦が受け持つている.
患者カンファレンスの時間は,その日の病棟の状況により決めているが,朝のケアや処置が一応終了して,看護婦が受け持ち患者の状態を把握し,患者の新しい問題点を発見したり,情報を収集した時期であること,カンファレンスで新しい計画がたてられたとき,それを実施するだけの余裕をもつことができる時間,また看護婦の昼休みは11時より交替制なので,スタッフが全患者の状態を確認できるように,などのことを考慮して午前10時30分ごろから開始している.
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