ベッドサイドの看護
合併症をもった老人の看護
岩佐 康子
1
,
糀谷 弥栄子
1
1札幌医科大学病院第2内科
pp.163-171
発行日 1973年2月1日
Published Date 1973/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916566
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近年,平均寿命が延び,人口の老齢化が進むにつれ,成人内科における老人患者の比率は,今後増加の一途をたどることが予想される.したがって,私たち看護にたずさわる者が,長年社会に貢献し豊富な人生経験をもつ老人の‘老いて病む’苦しみを理解し,療養生活を援助することは,一層重要になっていくと考えられる.
ここに着眼し,老人に対する心理の理解と看護の実際を具体的な展開に添ってまとめた.なお,事例については,老人のもつ多面的特性の理解という点で2例を取り上げてみた.
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