ベッドサイドの看護
呼吸困難を伴う不眠の看護
高橋 節子
1
,
吉野 温子
1
1総合病院岡山赤十字病院内科病棟
pp.1436-1440
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916485
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
人間が生活するうえで,睡眠ほどたいせつなものはない.睡眠により,精神的,肉体的に休息を得,明日への活動のエネルギーを維持できるのである.しかし,この最もたいせつな睡眠も,健康を害することにより,疾病に対する不安,各種の症状,また入院による環境の変化などにより,しばしば妨げられる.一口に不眠といっても,ほとんど治療を要しない程度の軽いものから,がんこな不眠に至るまで,実に多種多様である.私たちは‘呼吸困難を伴う不眠の看護’について,ここに2症例を報告する.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.