ベッドサイドの看護
開腹術後の運動と離床準備—胃部分切除術および全摘術後の看護
延原 敏恵
1
1岡山大学医学部付属病院西病棟
pp.1441-1445
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916486
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早期離床と正しい指導
一般外科病棟において,多様な疾患にわたって開腹術は施行されるが,その手技と患者のおかれた背景は異なる.挿管による気管内麻酔の後は,細心の注意を払うにもかかわらず,50%以上に無気肺が生ずると報告され,しかも創部痛のために横隔膜呼吸(胸式呼吸)は減少する.
横隔膜は呼吸機能を十分に果たし,右心より血管へ送血する大きな役めをしている.
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