Nursing Study
不眠の看護
丸山 由衣
1
1国立京都病院
pp.84-86
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911863
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はじめに
“眠られない”という苦痛は,健康な人,病める人を問わず苦痛なものであります。健康者にとりての不眠はその健康の維持を欠き,生活に変調を来たすことはいうまでもありません。まして病める人にとっては苦痛を和げ,元気を回復するはずの睡眠が中断されることは,長い暗い夜をいたずらに不安と苦痛におとしいれ,その苦悩は数倍にも感じられるものです。
そこで多くの訴えの中から“不眠”の問題をとりあげ日常の看護業務の反省と今後の指針に,いくらかでも役立てばと思い研究を進めました。
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