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海外医療ジャーナル—感覚もある精巧な義手—ポーランド
J. P. S
pp.112-113
発行日 1968年10月1日
Published Date 1968/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914173
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目下話題の心臓移植,その是非はともかくとして科学の驚くべき進歩を象徴するに十分である。ところで失なわれた人体の機能を人工的に回復する研究は心臓に限らず進められている。たとえば,ポーランドでこのほど製作された義手もそのひとつ。この義手は従来のものと違って,腕の上下屈伸,上はくの回転運動,対象物の把握,感覚の感知など7種類以上の動作が可能なのだ。これは使用者の筋肉の動きを電流によって義手の中の人造筋肉に伝え,そこに圧縮されたガスのバルブを開閉して動作する仕組みなのだ。グッドアイデアだよね—
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