連載 未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場・76
北海道大学大学院保健科学研究院創成看護学分野(助産学科目群)
pp.100-104
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202117
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北海道大学における助産師教育は,1921(大正10)年に北海道帝国大学医学部附属医院産婆養成所が設立されたことに端を発します。医学部産婦人科講座開設に先立つこと2年,優秀な産婆を養成することは不可欠として設置されました。その後,助産婦養成所への名称変更を経て,医学部附属助産婦学校,医療技術短期大学部助産特別専攻,医学部保健学科で教育が行われてきました。2014(平成26)年には,助産師保健師において看護基礎教育に加え2年の教育を行うという,看護専門職としての教育の高度化の流れを汲み,本学においても助産師教育が大学院化されています。これまでに延べ1500余名の助産師を輩出しており,卒業生は全国で広く活躍するとともに,北海道内においても基幹病院や助産院で周産期医療現場のリーダーとして,母子の安全と健康の増進に日々邁進しています。
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