声
女性の職業として地位高いナース—韓国の看護事情
李 春愛
pp.65
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913622
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看護学雑誌の誌上を通して,大韓民国のナースの実情をお伝えします。まず,自己紹介からさせていただきますと,私は日本で生まれ北海道で育ちました。女学校1年生の時解放して帰国したのです。日本語は忘れがちですがこのごろ日本をすこし勉強しています。なぜかと言えば韓国では,大勢の看護婦達が国家できびしい英語の試験を受けて(其の他いろいろと)西洋に進出し一生懸命に勉強もし,病院で仕事もしております(主に米国に行きますが英国,カナダ,オーストラリア,ノルウエイ,独逸,スカンデナビア等の地に行っております。だが,日本には正式的に行っている人が一人もおりませんので,西洋の看護事業は韓国に良く紹介されていますが日本の看護事業は全然知っておりません。本当に近くにありながら遠い国だと思っております。ですから国交正常になったら,私の第二の故郷とも言える日本に行って,日本の看護事業を視察し韓国との親交にでもやくだつようにと心に希望しております。
看護学雑誌を見ると,日本では大はばに看護婦たちが不足され又待遇も認識もよいようでないですね?そして,韓国にくらべて変って居る所が多いようです。いろいろと疑問の個所がありますが,准看護婦とは何の制度なんですか?米国での“Practical nurse”のことをいうのですか?capに黒線が有るのと無いのとどのように区別されているのでしょうか?
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