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特集 世界各国における外科医の教育と地位
11.韓国における外科医の教育と地位
Education and social status of surgeons in Korea.
小濵 和貴
1
,
田中 英治
2
K. Obama
1
,
E. Tanaka
2
1京都大学消化管外科
2医学研究所北野病院消化器外科
キーワード:
韓国
,
外科レジデント
,
外科フェロー
,
Korean Surgical Society
Keyword:
韓国
,
外科レジデント
,
外科フェロー
,
Korean Surgical Society
pp.823-827
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_823
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韓国では1年のインターンの後,外科レジデントとして3年間研修して,専門医試験を受ける.合格すると専門医となるが,専門的な臨床経験を積むために大病院でフェローとして修練を積むことが多い.その後,大病院でのポジションを得ることができれば,独力で多くの手術をマネージしていくことになる.レジデントやフェローの間は癌の手術の執刀が少ない,男性の場合は兵役に就く義務があるなど,日本とは外科医教育に関して異なる面が多々ある.外科医の社会的地位は,その激務にもかかわらずほかの診療科と同程度で,報酬も高いわけではなく,外科を志望する若手のリクルートが課題となっている.
© Nankodo Co., Ltd., 2023