私の印象
よい環境づくりは看護の責任
榊原 美子
1
1河北病院
pp.68
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913361
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この度のアメリカ看護研究団に参加できたことは私の幸いとするところである。財源に恵まれた国ゆえ,病院の設備はすばらしく,看護の面でもさすが高い水準をいっていた。ワシントン大学の総婦長が「ここでは人間として尊敬される看護をしている。よい環境をつくるのは看護の責任,教育は学校の責任,良心のこもった教育が大切である」と力強く話された。このような教育を受けた看護婦たちによって完全なチーム・ナーシングの確立の元に,看護がなされているのである。全くすばらしいことである。充実した看護教育の必要性と看護のあり方を知らされ,これからの看護についての大きな目標を教えられた。今後,その目標にたどりつく努力をしたい。
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