看護の椅子
カリキュラム改訂に関連して
宮崎 達
1
1国立国府台病院
pp.43
発行日 1966年12月1日
Published Date 1966/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912967
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高等看護学院のカリキュラム改訂が検討され,この小文が読者の眼にふれる頃には,関係方面の意見調整も終って新しい指定規則決定の段階にきていることと思う。私もこの問題に関与した一人として新しいアイデアに基づく立派な看護婦の生れることを心から期待している。ただし,このカリキュラム検討の過程において各教科目の選択,その授業時数とか教科の具体的内容についてはかなりつっ込んだ意見が交されたことと思うがさらに深く掘下げてそのデテイルに至るまでは十分にdiscussされなかったのではないかと思われるのは,検討する時間が制限されていたことや,その他の関係上止むを得なかったとはいえ,やはり心残りであり,とくに後述の2点については,今後参考書の編集,あるいは実際教育の場面において徹底的に吟味する必要があると考えている。
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