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グラビヤ
サークオレクトリック ベッド
CircOlectric Bed
遠藤 千恵子
1
1東京厚生年金病院
pp.85-92
発行日 1966年9月1日
Published Date 1966/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912879
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Universal Hospital Bedで有名なStryker Corporationが1964年8月,Stryker Bedに次いで発売したBed,CircOlectricを滞米中,NYU,IPM & RとGWSFに籍を置いていた間,下半身麻痺および四肢麻痺患者をこのBedで看護した経験から,日本でも実際に使用されているストライカーベッドとの比較という観点から,CircOectricBedを紹介しましょう。
ストライカーというのは一整形外科医の名まえをとってつけられたものです。それはさかのぼること約5〜6年前のある日のこと,ストライカー博士がいつもの整形外科手術を終え,仕事のあとの疲れを,1杯のコーヒーとホット・ドッグでとっておりました。彼の頭の中にはいつも,真の手術の成功は手術そのものの成功と同時に,手術後の患者の十分な,そして完全な看護技術と管理によって果されると信じておりました。その日彼はそのホット・ドッグを握み,ひと噛りしてふとこれはいけるぞ!というアイデアが,一瞬いなづまのようにかすめたのです。わし握みにしたホット・ドッグをぐるぐる軸回転させてみて,中のソーセージを自分の患者に仕立て,ロールパンを上下よりはさむフレームベッドとしてみたら,患者はその体位を患者自身を動かさずに変えることができるのではないかというアイデアでした。
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