看護キャンパス
この道はわが道?
日比野 路子
1
1白梅短大
pp.54-55
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912732
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寄宿舎はホテル並み
私の看護学生の生活の第一歩は,隅田川のポンポン蒸気の音で始まった。朝6時起床,ベットのなかで,まず耳にするのは川を行き来する舟の音であった。懐かしい限りである。
私たちの寄宿舎の室は,2人室で,ベット,机,椅子そしてクローゼット(引出し,鏡,洋服がけのある押入れ)とまるでホテル並みであった。しかもスティーム暖房,自動エレベィター,いつでも水,お湯が使えるという贅沢なものであった。(今でこそ自動エレベィターなどはどこでもあるが,これが30年前のことだということを考えてみてほしい。)
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