その批判
臨床家の立場より/「松沢病院の“遊び治療”」及び「精神外科手術後患者の生活指導」について
小田 正幸
1
1東京大学田坂内科
pp.60-62,71-72
発行日 1953年11月15日
Published Date 1953/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912499
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保田さんの「変つた経験の一例」を読んで感じたことを卒直に述べさせていたゞきます。
Ⅰ臨床家としてこうした例に遭遇することは稀ではありませんが,5年もの長い間医師を迷わせたというようなことは珍しいことゝいえませう。それが恐らく多年看護に経験を積んだと思われるナースの怜悧な観察と周到な検査とによつて病気の眞相が判明したのですから,看護の実際の正確な観察が如何に大切であるかということを痛感させられます。
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