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私の経験したチームナーシング(1)
新藤 信子
1
1関東労災病院外科
pp.30-34
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911796
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最近 看護界において「チームナーシング」ということばが非常に流行している。看護婦の中でチームナーシングということばを知らない者はほとんどないだろう。しかし,チームナーシングとはどういうことかを知っている人は案外少ない。チームナーシングについて書いてある単行本や雑誌が非常に出回っているが,それを読んでみると,どうも日本の現状には縁遠いもののようでちっともわからない。が,これはどうやら現在アメリカで行っている看護の形態のようでもある。もしそうだとすれば 私はアメリカで1年半あまりの間 そのチームナーシングの1メンバーとして看護稼業をして来たので,その経験を通して考えるとき,日本でもこれを実施できる可能性は十分にあると信ずる。ただし,その形態はアメリカとは幾分異なるのは当然だろうが,これと類似のものができるはずである。
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