政治と看護界
看護行政とその重要政策
永野 貞
1
1厚生省医務局
pp.61-62
発行日 1962年11月1日
Published Date 1962/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911780
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本年度厚生省の重要政策としてあげられているものには社会福祉の向上,医療保障の充実,所得保障の拡充あるいは生活環境の整備または麻薬対策その他といくつか取り上げられていますが,看護対策はワクチンの需給,救急対策,へき地医療対策と並んで「その他」の項目にかかげられております。看護がこのように厚生省自体の重要政策として取り上げられるようになりましたのは昨年ごろからのことでありまして,このことを通しても看護職員確保がなかなか困難な問題を含んだ仕事であることがおわかりになることと存じます。
私は特に看護に関してどのような政策がたてられているか,またそれによってどのように予算が要求されたかということを,昭和38年度の予算要求に基づいて説明してみたいのであります。
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