ナースの意見
臨床指導者としての思いと望み
三上 知子
1
1聖路加短期大学
pp.47-49
発行日 1962年5月15日
Published Date 1962/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911628
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「理想としては,学校所属の臨床指導者をおくことですが,現在は……」というのが臨床指導についての話し合いの場合よく耳にする言葉である。その度に,学校に所属する臨床指導者として働らいている私は,自分の仕事について深く反省させられる。このたび編集室からよい機会を与えられたので,日頃の反省をまとめてみた。
将来の看護婦像と実習
臨床指導をする際に,必ず心にとめておかなくてはならないものに教育目的がある。それぞれの学校の教育目的に基づぎ,一つ一つの学科の目的がつくられ,それらを完成するために学生は,臨床実習に出ているので,学校の教育目的を知らずに臨床指導計画はたてられない。このことは,充分知っているが,さて実際の面になると,考えさせられる。
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