座談会
近代社会と看護
秋月 浜子
1
,
砂見 一子
2
,
乾 孝
3
,
高橋 洋子
4
,
小林 富美栄
5
,
横倉 弘子
6
,
長谷川 他
1労働省婦人労働課
2東京大学看護学校
3法政大学
4東京厚生年金病院
5厚生省医事課
6公衆衛生院
pp.18-31
発行日 1960年1月15日
Published Date 1960/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911011
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近代社会と看護とは,また随分変つたテーマの座談会を,と思われる方もあろう。けれどこうしたテーマの中で職業としての「看護」を考えなおしてみなければならない程,いろいろの問題を持つていそうである。3年間も専門技術の勉強をしながら,25〜26歳の働きざかりにやめていく人の多いこと。独身者がとても多いこと。そして寄宿舎という隔離された世界にいること,等々,考えて見れば素通り出来ないことばかりである。社会的にも地位の高い職業として「看護」の仕事をのばしていくためにどうしたらよいのか。今日は社会心理学の乾先生と,労働省婦人労働課の秋月先生をゲストとしてお迎えして,これらの問題を考えて見よう。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.