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胃腸病の食餌(その1)
西村 きみ
1
1荻窪病院
pp.50-53
発行日 1955年8月15日
Published Date 1955/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909896
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消化器の疾患に対する食餌療法は,胃腸の機能をよく知つた上で病気の種類や,型,時期等に応じて,食品を適正に配して行く事が大切であります。
胃腸病の原因には先天的に器質的な弱さからくるものと,後天的に丈夫な胃腸の人でも食生活が不規則だつたり,暴飲暴食をしたり不消化のものを沢山食べたとか,刺激性の強いものをとり過ぎたとか,有毒物,腐敗物を攝つた為の食中毒や,藥物の服用による中毒とか,寝冷えをしたとか,或は,諸種の疾病から続発的に惹き起すもの等があります。
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