発行日 1952年3月15日
Published Date 1952/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907011
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1.色盲の種類
「色盲」という言葉は,その感じからは「全く,色の分らぬ人」という印象を受けるが,實際にはもつと廣い意味で「色覺異常者」というほどの内容で用いられている。專門的に言えば,色の全く分らぬ人を「全色盲」といゝ,一部の色をよく見分け難い人を「部分色盲」という。しかも,前者は非常に稀であるのに反し,後者は相當に多いので,普通に「色旨」といえば却てこの「部分色盲」を指すことが多い。
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