連載 臨床実践
ナースが防ぐ・治す廃用症候群 リハビリテーション技術のルネッサンス・7
神経科領域の患者の廃用症候群治療
椎野 泰明
1
1社会保険広島市民病院リハビリテーション科
pp.674-678
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905887
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はじめに
今月は神経科からの紹介の症例を提示する.神経科からの紹介は2年間に200名とかなり多数である.その内訳はもっとも多い疾患がパーキンソン病の62名で,脳梗塞の52名がつづき,パーキンソニズムが20名,脊髄小脳変性症が15名,ギランバレー症候群が10名である.そのほか多発性硬化症,筋緊張性ジストロフィー,重症筋無力症,ウエルニッケ脳症,髄膜炎,全身性エリテマトーデス,筋萎縮性側索硬化症などである.
今月号ではうつ病の患者と稀有な疾患としてクロイツフェルトーヤコブ病の患者の2例を呈示する.
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