フロントライン
抑制廃止福岡宣言とその後の取り組み―MDSの果たした役割
有吉 通泰
1
1笠松会有吉病院
pp.249-254
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100699
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
すべては褥瘡から始まった
平成10年10月,当院も加わる県内10の介護療養型施設は「抑制廃止福岡宣言」を発表した.以後いろいろな場で,私たちはMDS-RAPs方式を勉強していたから抑制廃止ができたのだと言ってきたが,意外と知らない方も多い.抑制廃止福岡宣言から5年間に当院がどのように変化し,現在,どのようなことに取り組んでいるのかを報告する.
当院は146床を有し,うち90床が介護保険適応の療養型病床群であるが,これを39床・27床・24床の3つの病棟に分けている.さらに39床で3つのユニット,27床で2つのユニット,24床で2つのユニットをつくっている.残りの56床については医療保険適応の療養型病床群としていたが,平成15年8月1日より全床を特殊疾患療養病棟2とした.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.