連載 H・I・V—AIDS看護はいま・6(最終回)
ターミナルを迎えた患者と家族に対する看護婦のかかわり
安達 理恵
1
1横浜市立大学医学部附属病院9-1,4病棟
pp.1154-1157
発行日 1997年12月1日
Published Date 1997/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905489
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はじめに
現代社会において,家族の絆が希薄になってきているといわれている.しかし,ターミナル期の患者にとって,闘病を支えるキーパーソンとして,家族が重要な存在になることは少なくない.今回私たちは,家族が患者を受け止め,また,家族同士が支え合いながら終末期を迎えた症例を経験した.連載の最終回は,このターミナル期の患者を中心に「患者を支える家族」をテーマとし,家族に対する看護婦の役割と対応を考えてみたい.
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