ベッドサイドの看護
ターミナルケアにおける患者と家族へのかかわり—遺族訪問を通して3事例に学ぶ
藤田 千尋
1
,
妹尾 啓子
1
,
中山 美由紀
1
,
竹内 千代美
1
,
三宅 輝美
1
,
金田 民代
1
1水島中央病院3階西病棟
pp.1103-1109
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900259
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近年,Quality of Lifeを高めるターミナルケアが重要視されるようになり,1987(昭和62)年厚生省に「末期医療に関するケアのあり方検討会」が設置された.
当院では1981(昭和56)年より,医師・看護婦・ケースワーカーによる定期的ターミナルケアカンファレンス(月2回,以下TCC)を行ない,ケアの基本的態度をターミナルケアエッセンシャル(以下TCE,表1)にまとめた.そして,TCEや患者との会話を記録した患者ノートなどをもとにケアを行なっている.
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