連載 看護相談学のすすめ・10
看護相談の事例検討(その2)
沢崎 玲子
1
,
宮本 真巳
2
,
末安 民生
3
,
小宮 敬子
4
1元兵庫県立子ども病院
2横浜市立大学看護短期大学部
3東海大学保健衛生学部看護学科
4東京都精神医学総合研究所・医療看護研究部門
pp.514-519
発行日 1995年5月1日
Published Date 1995/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904819
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はじめに
前回に引き続き,看護者の小グループによる事例検討に付された事例から,看護相談の現状と課題について考えてみたい.今回は特に,個々の看護者が担う看護相談の内容が,治療構造や看護体制と,どのように関連しているかという問題に焦点を当ててみよう.
前回と同様に,この事例検討会は,10名の看護者により,約2時間かけて行なわれた.また1年後には,討論の逐語記録をもとに,事例提供者,司会者,助言者に2名を加え計5名の看護者が参加して,フォローアップのための事例検討会が持たれた.
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