連載 —海外文献紹介—Current Nursingピックアップ・14
家族看護のニーズと実践活動—家族看護を実践している看護婦に対して行なった面接調査の紹介
鈴木 和子
1
1千葉大学看護学部家族看護学講座
pp.510-513
発行日 1995年5月1日
Published Date 1995/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904818
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最近,臨床においても家族看護に対する認識が高まってきている.例えば,各種の看護学会でも,家族を含めた患者・家族への援助をテーマとした研究発表の数が増えてきている.しかし,国内外で発表された家族看護に関する看護文献を検索してみると,まだ家族看護の本質論が主流であり,実践活動を紹介したものは少ないのが現状である.その中で,今回紹介する論文は,1988年にカナダで行なわれた第1回国際家族看護学会議の主要な発表論文を収めた“The Cutting Edge of Family Nursing”1)の中で,急性期の患者家族に対する看護婦の認識と援助について,実践活動を行なっている看護婦から得た情報をまとめているので紹介したい.
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