連載 バルナバクリニック発 ぶつぶつ通信・29
何もできない自分がここにいる
冨田 江里子
1
1St. Barnabas Maternity Clinic
pp.744-745
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100390
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地球全体で考えれば明らかに不幸な境遇に生まれる命のほうが多い。そういう命に向き合うたび何もできない自分を認めなければいけない。この親の元で育って幸せになるのか? 自問しながら何もできない自分がここにいる。
ティナとマリーのため息のわけは
「2人産婦がいる」と連絡を受けクリニックに行くと,部屋には3人目のお産になるマリーしかいなかった。
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