特別寄稿
神馬美佐子さんが選択したターミナルの生
米田 和美
1
1日本赤十字社幹部看護婦研修所
pp.590-593
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901419
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神馬美佐子さんは1936年,大阪で生まれました.大学卒業後,いくつかの出版社勤務を経て,1971年にダイヤルサービス(株)に入社,育児相談の「赤ちゃん110番」,思春期相談の「子供110番」,高齢者のための「熟年110番」などを開設し,仕事,家事,育児に積極的に取り組んできました.1990年にはクオレシーキューブ(株)を設立し,働く女性を支援する視点から,また,高齢社会に向けて人々の望む地域の環境整備を進める視点から,各方面に企画提案を行なってきました.
神馬さんは1994年10月,乳がん告知後,右乳房切除術を受けました.1995年5月には卵巣がん4期と告知され手術を受けましたが,大網を切除しただけの絨毛がんで,医師より「あと3か月の命」と言われました.
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