連載 カラーグラフ
ヤッたね看護—柳原病院の試み・4
夜間譫妄があったって,昼夜逆転があったっていいじゃない
ワード 真理子
1
1柳原病院2階病棟
pp.586-587
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904578
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痴呆性老人のケアでは“老人の言動や心を受容し理解すること”“老人のペースに合わせること”が重要であるとよく言われます.しかし実際には,夜間譫妄や昼夜逆転などによる事故を防ごうとして,“受容”や“合わせる”というよりも,患者自身を変えようと働きかけることが多いようです.そして大抵,うまくいかずにナースの方がストレスを感じてしまいます.
また,介護する家族もさまざまな対応を24時間求められ,“一時も目が離せない”“安眠できない”など日常生活を乱され心身ともに疲れ果ててしまいます.
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