連載 カラーグラフ
このひと'94
小林光恵さん—若い看護婦のネットワーク“N3”(エヌスリー:ナイス・ナース・ネットワーク)代表
pp.585
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904577
- 有料閲覧
- 文献概要
あきらめないこと.保守的にならないこと.行動すること.可能性は誰もが同じなのだから……
小林さんは,看護学校を卒業すると都内の総合病院に勤務.しかし,看護婦とは評価されない職業,このままでは浮かばれないという不安から,2年で逃げ出すように辞めた.そして,フリーの看護婦を経験したのちに出版社に5年間勤務したが,ちょっとしたきっかけから自分で本を書くようになり独立.これまでに,「病院は踊る』(白馬出版刊)など多数の看護,医療を題材とした本を出版している.今思えば,看護とはすばらしい本当にいい仕事だった.これからは,看護婦たちを応援する立場で関わりたいとも考えている.
そこで,小林さんと同じく看護婦であり,著述業の宮子あずささんらと組んで,20歳から35歳までの若い看護婦たちのネットワーク“N3”を設立した.気楽に楽しめる場,本音を出せて自分を表現することで,明日への原動力になればと考えている.活動の手始めに機関紙を発行する.会員からの情報,看護婦だから共感できる楽しい読み物などを掲載,看護婦たちのビタミン剤もめざしている.キーワードは「本音・前向き」.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.