連載 カラーグラフ
食事ウェ〜ブ12か月・10
栄養士ベッドサイドへ
小島 昌恵
1
1札幌麻生脳神経外科病院栄養科
pp.2-3
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904437
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食べることへの意欲を引き出す
食事は,人間にとって生命を維持するために欠かせません.しかし食欲はその人の置かれている状況で大きく変化します.たとえどんなに大好物が目の前にあっても,殺伐とした雰囲気の病院の中で食べてもおいしく感じ取れません.ましてや生きる意欲が低下したり,食べることに何らかの障害がある患者さんの場合,食欲がなくなるのも無理はありません.
当院では,そんな患者さんに,少しでも食欲を出してもらうために,栄養士がベッドサイドに足を運び,患者の状態を観察したうえで,「食べられるものを食べやすい状態で患者の生活リズムに合わせて」提供し,経過を見ることにしています.
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