連載 看護アセスメントの生理学的検証・9
その他のベッドサイドモニタリング
西村 ユミ
1
,
工藤 一彦
2,3
1日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程
2女子栄養大学
3防衛医科大学校
pp.706-711
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900706
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看護の場面において生体情報を収集する際,その頻度が最も高いのは脈拍や呼吸数,血圧などの,いわゆるバイタルサインである.次いで,患者監視装置を用いたベッドサイドモニタリングがあげられる.一般には,遠隔測定の意味からテレメータと呼ばれることが多い.臨床的にこのシステムは,ICU等における重症患者,末期患者,CCUの循環器疾患患者,RCUの重症呼吸器疾患患者に対して設置される.また,麻酔や手術,生体侵襲の大きい検査,運動負荷試験などにおいても積極的に用いられている.今回は,このような臨床生理学的検査法としてのモニタリングを取り上げ,看護における応用について考えたい.
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