連載 カラーグラフ
食事ウェ〜ブ12か月・7
健康教室で楽しく学ぼう—継続看護を栄養士の立場からとらえるその①
小島 昌恵
1
1札幌麻生脳神経外科病院栄養科
pp.866-867
発行日 1993年10月1日
Published Date 1993/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904362
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食事は生活の一部分病気と上手に付き合えるアドバイスを
当院の外来を訪れる患者さんのうち栄養指導を受ける患者さんは,脳血管障害を伴うことが多く,さらに糖尿病・高血圧・高脂血症などの合併症のある方も少なくありません.これらの疾病の原因は環境や生活・食事・体質に深く関係しているのであらゆる角度から生活を見直し,改善していく必要があります.
当院では,栄養士と保健婦が協力して指導にあたります.指導方法は,まず最初に基礎を覚えて貰えるように集団指導を行ない,個人指導で個々の患者さんに応じたアドバイスをしています.患者さんの悩みは複雑なものが多いため,回数を重ねてアドバイスするように心がけています.そうすることによって患者さんと家族に食生活や日常生活についての理解を深めてもらい,病気と上手に付き合えるようになってもらうわけです.
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