特集 公衆衛生はどう変わるか—保健所法改定を機に
[保健所法改定とこれからの地域保健—サービスの送り手として]
栄養士の立場から
和田 耕太郎
1
1国立公衆衛生院
pp.938-939
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900804
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健康は,政治的,経済的,社会的,物理的環境にかなり依存している。したがって,健康問題を考えるとき,個人と,人々が生活するコミュニティの両方の視点が常に必要となってきている。そして,これからの健康問題は1人ひとりが,主体的に健康づくり活動に参加することで,自らの健康の価値を学ぶとともに,自己実現できるような社会的基盤を備えた地域社会を作ることが目標とされている。
そのような観点で,特に「公衆栄養」の立場から「地域保健活動」の課題と現状を考えてみたい。
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