活動レポート
「健康教室」10年間の総括—公開講座を継続させる工夫
池田 耕二
1
,
武部 恭一
1
,
武政 誠一
2
,
岩本 雅浩
1
1武部整形外科リハビリテーション
2神戸大学医学部保健学科
pp.495-499
発行日 1997年7月15日
Published Date 1997/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901724
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患者自身の病態に関する理解度の低さや,様々な不安などが原因で,治療を中途半端にしたり,転医を繰り返すケースは少なくない.その結果症状を悪化させたり,慢性化に至るケースも意外と多い.そのため,患者自身が自分の疾患の原因や,病態,治療内容を十分理解することは重要である.われわれも日ごろより,院内に健康や病気に関する新聞,雑誌の切り抜き記事を掲示したり,ビデオ放送で医学情報を提供するように努めている.
また,われわれは公開講座として「健康教室」を“患者自身に自分の疾患に対する正しい知識を身につけてもらうためと,地域住民の健康に寄与する”という目的で10年間にわたり,実施してきた.
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