連載 忍冬のように[私が生きているということ]・11
看護婦が患者になった時
水上 學
1
1七里病院
pp.170-173
発行日 1991年2月1日
Published Date 1991/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904117
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良い患者になりたがる
多くの患者さんは,医療現場の実情をよく知りません.ですから時として「看護婦さんって,病気になるといつでもお医者さんに診てもらえるし,何でも知っていらっしゃるからいいわね」と羨まし気な口調で話されます.
私はそんな時「ん?」「うーん」「何と申しましょうか」と複雑な気持ちでひと呼吸おき,「本当にそうですね」と相槌を打つことにしています.
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