連載 考える
日常看護のブラッシュアップ 患者中心の看護をめざして・7
歩きはじめました「訪問看護」
及川 陽三代
1
,
小沼 康子
2
,
岡田 正
3
,
奥主 房子
1
,
礒部 満子
1
1千葉県立佐原病院外科病棟
2千葉県立佐原病院内科病棟
3千葉県立佐原病院外科
pp.958-963
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903575
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はじめに
当院で加療している患者の過半数は,65歳以上の高齢者である.退院が決定しても家族背景の問題や介護者がいないなどの理由で治療後もスムーズに自宅に帰れない患者が多い.
当院が位置する千葉県香取保健所管内(香取郡・佐原市)の全人口に対する65歳以上の人口割合は20.9%と県平均の13.1%を大きく上まわっている.このような地域性から患者のQOLを考えると,在宅ケアというサポートの必要性は目に見えて明らかである.
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