連載 訪問看護ステーションの現場をあるく・13【最終回】
訪問看護の現場を歩いて
川越 博美
1
,
宮崎 和加子
2
1訪問看護パリアン
2看護介護政策研究所
pp.76-80
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101245
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
原点に帰って確かめたかったこと
エビデンスが,看護を考える指標であるという考え方が主流となっている昨今,私たち二人は,これからの訪問看護を考えるためには,エビデンスだけではなく,現場での実践や現場で起こっていることを中心に考えることがより重要ではないかという思いに駆られました。そこで全国の訪問看護ステーションを巡り,在宅療養者の訪問看護に同行して,現場でなければわからないことをこの目と耳で確かめ心で感じてきました。
2007年9月からの1年間で,12都道府県の訪問看護ステーション協議会等を訪問し,20か所の訪問看護ステーションを訪ねました。そして25人の在宅療養者のお宅を訪問し,さまざまな療養生活に触れ,また訪問看護の実際を見せていただきました。訪問看護について夜な夜な語り合った訪問看護師は200名をはるかに超え,私たちの講演を聴いてくださった看護師は1200人にもなりました。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.