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ゼロからはじめる看護研究第10回
研究の公表—やりっぱなしはいけません—ナーシング・リサーチ・ネットワーク
佐藤 美保
,
石井 智香子
1
,
岡 美智代
2
,
林 ゆうな
3
1筑波大学大学院博士課程医学研究科
2山形大学医学部看護学科
3ロマリンダ大学病院心臓外科小児ICU
pp.970-973
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903578
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やっとのことでデータを収集し,分析する作業が終わりました.予想通りの結果なら祝杯をあげたいところですよね.いずれにせよ,研究の大きな山場を越えたわけで,ホッと一息つかれているでしょう.でも息を抜いてしまってはいけません.まだ最後の仕上げ,研究を公表することが残っているからです.
さて,いざ公表するとなるとどこに? どのような形で発表するの? という疑問がわいてきます.それだけではありません,人前で発表するなんて尻込みしたくなるし,上手に論文が書けるかしらという不安も出てきますよね.今回はこのような疑問や不安を少しでも解消できるように,研究論文を公表することの意義と,特に学会発表の具体的な方法・注意点について,私たちの経験をもとにお話ししていきます.
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