巻頭グラフ かお
竹内和泉さん—聖路加国際病院ボランティアコーディネーター—善意と病院をつなぐかけ橋
八木 保
,
たけうち いずみ
1
1聖路加国際病院
pp.788
発行日 2000年9月1日
Published Date 2000/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903539
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聖路加国際病院では,総合案内,外来,病棟,売店とあらゆる場所でおそろいのエプロンのボランティアの姿をみかける.その数およそ300人,活動領域は30以上におよぶ,彼らのマネージメントを一手に引き受けるのが竹内さんだ.
ナースとして聖路加国際病院に43年間勤務したのち,1996年退職と同時に現職に就く.ボランティアコーディネーターは説明会からオリエンテーション,体力や希望を考えての配置,シフトの調整など高い人事管理能力が求められる仕事.竹内さんの元副看護部長としての経験が十分に生かされている.ときには病院スタッフとボランティアとの摩擦もたくみに解決するが,これは彼女の温和でさっぱりとした人格に負うところも大きい.
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