SCOPE・2
一夏の体験は何を残す!?—聖路加国際病院の高校生ボランティアたち
pp.958-959
発行日 1987年10月1日
Published Date 1987/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921822
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日本ではなかなか定着しにくいと言われていたボランティアも,最近では医療業務の多様化,多忙化に伴って,病院内で見かけることも多くなってきている.
聖路加国際病院は,今月号の特集にある淀川キリスト教病院と並んで日本の病院内ボランティアの草分的存在であり,そのあり方は他の施設のボランティアのあり方に多くの影響を与えている.組織としての独立性と看護部との結び付きを共に尊重し,その活動は既に安定期に入っていると言って良いだろう.ところで,ボランティアの多くが主婦であるのだが,その構成が一変する時がある.夏,冬,そして春.学校が長期休暇に入る季節,病院内には若いボランティアがあふれることになるのだ.
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