グラビア このひと'99
島村登喜江さん—東京大学医学部附属病院ボランティアコーディネーター—病院ボランティアのコーディネートは看護職が適任
しまむら ときえ
1
,
八木 保
1東京大学医学部附属病院
pp.514
発行日 1999年6月1日
Published Date 1999/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905851
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1998年3月に30年以上勤めた東京大学病院で定年を迎えた島村さんは,1994年に発足した「にこにこボランティア」と病院側を結ぶコーディネーターの道を選んだ.病院ボランティアは,病院内のどこで何をしているのかや患者との接し方の基礎を知らなければ動けない.だから,コーディネーターには病院全体の配置・人の動きがわかっている看護職が向いていると島村さんは感じている.
より多くの人が参加できるようボランティアの曜日と時間は固定していない.しかし,外来受診者への案内,院内学級への送迎,週2回の図書の貸し出しなどの仕事を,今日は人がいないからやらない,というわけにはいかない.ボランティアといえども,無理のない範囲ながら責任を果たさなくてはならない.そんな時,婦長として勤務表を四苦八苦して組んだ経験が役立つという.「この日をこっちに変えてもらえないかな?」と.
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