病院めぐり
和泉市立病院泌尿器科
岩井 謙仁
pp.723
発行日 2004年8月20日
Published Date 2004/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100602
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和泉市は,大阪府南部の泉州と呼ばれる地域にあり,昭和31年9月1日,1町6村が合併して人口約5万人の市として発足し,平成16年4月時点で人口180,396人となっています。市内には,弥生時代の集落遺跡である池上・曽根遺跡があり,奈良時代には和泉の国の国府が置かれ,平安時代には熊野詣の参詣道である熊野街道が通り賑いました。
和泉市立病院は,和泉市の北西部に位置し,JR阪和線「和泉府中駅」より東南方向に徒歩で12分ほどのところにあります。本院は,昭和38年に公立和泉病院分院として病床数60床で発足し,昭和47年に和泉市立病院となり,昭和56年には現在の病床数327床となりました。開放型病院の届出,医薬分業を行い,平成11年に臨床研修指定病院,さらに救急告示指定病院になっています。本年4月には,3階建ての別館が完成し,従来の6人部屋が4人部屋となり個室も増え,療養環境が改善されるとともに,本格的なICUも動き始めました。今年度中には,16列マルチCT,リニアック装置,泌尿器科X線装置の買い替えも決定しており,ハード面も充実してきています。当院は,臨床13科と病理科により構成されており,現在の常勤医師数は71人で,全科すべてが大阪市立大学の関連病院となっており,他科へのコンサルトやベッドの貸し借りもスムーズに行われています。
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