特集 夜勤を科学する
生活の質を高める勤務編成への提案—ナースの生活時間を追う!
車谷 典男
1
,
甲田 茂樹
2
1奈良県立医科大学・公衆衛生学
2岡山大学医学部・衛生学
pp.697-703
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900687
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あらためて言うまでもなく,病気の発症や悪化は時間を選ばない.そのため,医療は24時間切れ目なく提供されなければならず,これに従事するナースは夜勤を避けられない.しかしながら,この特集の前論文でも触れられているように,本来なら眠っているはずの時間帯に,身体的にも過酷で,精神的にもストレスの大きい仕事を行なうことは,生体のリズムに著しく反している.したがって,社会にとって必要不可欠な夜勤看護も,それを提供する側のナースにとっては深刻な健康問題発生源となっている.
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