学生の広場
乳房切除術前後における患者のストレスとコーピング
小森 敦子
1
1盛岡赤十字看護専門学校
pp.625-628
発行日 1992年7月1日
Published Date 1992/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900673
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はじめに
乳癌で乳房切除術を受ける患者は,癌であることと乳房喪失という二重のストレスに対処しなければならない.このような場合,患者は病気と手術をどのように認知し,どのようなストレスへのコーピング(対処)行動をとっているのだろうか.
コーピングについて,本明は「人間に加えられた大きな負担と評価された外的,内的な圧力(要求)を処理する持続的な認知的,行動的努力である」1)と定義している.
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